イージーライダー

なんで時計をしていないのか、と聞かれたらいつも「時間に縛られて生きたくないからだ」と言っている。映画の「イージーライダー」的な感じだ。観たことないけど。

 
でも(そんな心配ないけど)時計を誰かからプレゼントでもされたりしたら、全然付けても良い。むしろ両手両足につけて時間に縛られまくりの人になっても良い。こだわりなどないに等しい。
 
そんな私でもteam ℃-uteってのはいただけんね。自分はハロプロは好きだけども、別に℃-uteが一番ってわけでもないし、いろんな所でゆるゆるふらふらしていたいのに、そんな中高生の仲良しグループが付けてそうなダサい名前で縛られてもなぁという。
若気の至りってことで生温かく見守るべきなのかもしれないが。
 
しかしもっと問題なのは、そうやって名前を付けることで、℃-uteとそれ以外(特にBerryz工房)、っていう二項対立構造を演出し始めたこと。ベリとのライバル関係なんて今更感もすごいし、狼のネタとしてやっておいてよ、という感じ。そんな茶番は見せないでほしい。
だがこういう二項対立は分かりやすいので、そういう「分かりやすさ」を求める一定の層にはうけているように思える。
 
分かりやすい、っていうのは一般人、つまりアイドルなんかにはあんま興味なくて、話のネタとして消費できれば十分、みたいな人達の人気を得るには重要だろう。興味がない人はそんなとこに時間を使いたくないから。だからAKBは選挙のような単純明快で、知らない人でも食いつきやすい企画を飛ばすし、ももクロは色分けして、戦隊ものっぽくして、派手なパフォーマンスをしたりする。でもそういう一般向けのものはあんま魅力を感じない。
 
℃-uteにはそっちにいってほしくないなぁ、というのはただのわがままであるけれども、℃-uteがキテルキテルと聞くたびに心は逆に離れていくような気がする。